2011年9月27日火曜日

1-2 勉強法(1) 自分の場合

英語に関しての知識と経験で勉強法は色々あると思うが、まずは自分がしてきた勉強法の説明から始めよう。

自分がこの勉強法を始めた時に使った教材は、大学生の時に「騙されて」買い、押し入れに5年間以上は眠っていた「TIME LIFE出版社 英会話教材」。15分程度のカセットが48巻かそれ以上あったと記憶している。
最初の一巻目は、ここで示したのと同じくらいに簡単な中学1年生レベル。その一巻目の15分を完全に聞き取れるまで、いや幾つかの単語は聞き取れないまま「音」として記憶するまで、3週間くらいかかっただろうか?

そして全部の「音」を身体に染み込ませて、テキストブックを開いた時の衝撃。

This is a blue shirt.

  a blue は 「アブゥ」としか聞こえない。
 「アブシャ」っていったい何だ?

そして、もう一度、カセットを聞く。

A BLUE SHIRT

驚くほど、深く、一つ一つの音が、言葉と一緒に脳に刷り込まれる。
あぁ、今、自分の脳から「あ ぶるー しゃーつ」という音が消えていく・・・

こんな単純で基本的な単語すら聞き取れないのに、映画やニュースが聞き取れる訳無かった。それから、ひたすら、その48巻を同じ方法で進めた。しかし、最初の一巻目は3週間、次はちょっと難しくて、4週間くらいかかったかも知れない。
しかし、数ヶ月たって気が付くと、10巻目くらいは1週間くらいで終わった。最後の40巻目くらいになると、ほぼ聞いてそのまま理解できるようになってきた。最終的に、ここに至るまで1年半くらいかかったけども。

基本はこれだけ、この「音と言葉の関係を構築する」だけで英語のコミュニケーションは可能になる。他にも大事な事は色々と書いて行くけども。

「音と言葉との関係を構築」する作業、これは本来は英語教育の最初に行われるべきものなのだ。残念ながら、日本では全く反対の方法で教育を行い、むしろ英語脳の基礎を破壊してから英語を勉強するという事態になっているのだ。

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