2011年10月1日土曜日

1-8 実践(2) 自然に聞く

さて勉強法の整理を一度しよう。ここまで述べたように、

英語は「音」
英語は「リズム」
英語は「感情」

英語を学ぶとは「学問」ではなく、「音楽」、「歌」のトレーニングに近い。本来、紙と文字で学ぶものではなく、口伝で学ばれるもの。実際、どの国の子供でも、文字を学ぶ前から親とは普通に話せるようになる。文字で学ばないと学習できない言語とかは存在しない。(ラテン語やサンスクリットはまだ別物)


聞き取れる?アメリカ人の子供は何の苦労もなく自然に聞き取れる内容。

大事なのは「自然に聞きとれる」ということ。意味を一生懸命に考えながら聞いては英語を聞いている事にならない。ましてや日本語の意味を思い出しながらでは、とても追いつかない。
言葉を聞くのは自然な行為。普通に母国語で会話して、特に頭が疲れることはない。女性にとってのおしゃべりなんてストレス解消の手段。

この「自然に意味と音がつながって聞き取れる」ことが英語学習の第一歩であり、実は全てなのである。

ほとんどの日本人は6年から10年にわたる間違った英語学習の経験から、自然に英語を学ぶ脳神経回路にゴミが大量に積もってしまっている。それを取り除くためには、何度も言うけども、非常に基本的な単語、フレーズを「そのままの形」で脳に刷り込むしかないのである。
セサミストリートの英語が「意識しないで自然に」聞こえるようにならないのに、次のニュースが「普通に」聞き取れる訳がない。(英語でビジネスをしようと思えば、最終的にはこのくらいが聞き取れる必要がある。)

そのためには、回り道のようでも、

以下のレベルから、何度も何度も聞きこんで、「音」と「リズム」を身体に染み込ませる必要があるのだ。


今の自分は聞き取れるけど、このレベルになるまで半年以上かかってる。
しかし、(1)でも言ったが、最初の基本を染み込ませるのには、人によっては膨大な時間がかかる。しかし、その後の進歩は速い。自分は48巻程度あった最初のテープは数週間以上、しかし最後のテープはリアルタイムに聞こえるようになった。

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ちなみに、YouTube上にある膨大な数の英会話素材に驚いている。自分の時代と比較したら考えられな状況だ。これなら、ほぼ「無料」で何でもできるんじゃないか?必要なのはやる気だけのような気がしてきた。
PART1では本当に基本の基本だけを重点的に解説し、さらに具体的な事はPART2から。

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